(2)胃カメラを使用しない検査
人は菌に感染すると、体内に「抗体」を作り出します。ピロリ菌に感染した時にも「抗体」が作られますので、この抗体の有無を調べることで感染を測定します。
容器に息を吹き込んで呼気を調べる方法です。特殊な尿素製剤である試験薬を服用し、服用前後の呼気を集めて診断します。ピロリ菌の持つウレアーゼにより、尿素が二酸化炭素とアンモニアに分解されますが、その時に発生した炭酸ガスが呼気中にどの程度含まれているかにより判定する方法です。この検査は、患者さんへの身体の負担がほとんどなく、簡単で、かつ感度も高い検査方法です。
糞便中のピロリ菌の抗原の有無を調べる方法です。この検査も身体への負担はございませんので、小児での検査も可能です。