

大腸肛門病学会認定施設
尖圭コンジローマ
〒213-0011 神奈川県川崎市高津区久本3丁目2−3 ヴエルビュ溝の口1F Access
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大腸肛門病学会認定施設
尖圭コンジローマ
ポイント: 当院では高解像度肛門鏡を使用し、1 mm 程度の微小病変まで確認したうえで治療計画を立案しています(年間 1,000 件超の肛門日帰り手術実績の一部)。
※一つでも該当すれば受診を推奨します。
尖圭コンジローマの主な症状は、性器や肛門周囲にイボが出現することです。イボは小さくて柔らかいものから、大きくカリフラワー状に広がるものまで様々です。イボが増殖するにつれて数が多くなり、見た目にも明らかな変化が現れます。痛みを伴うことは少ないですが、イボがこすれたり摩擦されたりすることで出血やかゆみを引き起こすことがあります。また、イボの数が多い場合、排尿や排便時に違和感や痛みを感じることもあります。特に肛門周囲に発生した場合、長時間座ることが困難になることもあります。女性では膣内や子宮頸部にもイボができることがあり、男性では陰茎や尿道内に発生することもあります。
尖圭コンジローマの主な原因は、ヒトパピローマウイルス(HPV)の特定の型、特に6型と11型への感染です。HPVは性行為を通じて皮膚や粘膜に伝播し、感染部位にイボを形成します。HPVには100種類以上の型が存在し、その中でも尖圭コンジローマを引き起こすのは低リスク型とされていますが、感染そのものが他の高リスク型HPVへの感染リスクを高める可能性もあります。免疫力の低下や慢性的な炎症、皮膚の損傷なども感染リスクを増加させる要因となります。また、妊娠中に感染すると母子感染のリスクも存在します。
検査 | 内容 |
視診・触診 |
肉眼で形状・範囲を確認 |
高解像度肛門鏡 |
微細な病変の有無をチェック |
尖圭コンジローマの治療法は、発生部位やイボの数・大きさ、患者様の全身状態によって異なります。主な治療法としては以下のものがあります。
治療法 | 概要 | 当院の対応 |
外用薬(イミキモド) |
自宅塗布でウイルス排除を促進 |
副作用確認のため、処方 1 週後に経過診察 |
凍結療法/電気凝固 |
病変を物理的に除去 |
局所麻酔で痛みを軽減 |
炭酸ガスレーザー |
精密に蒸散・切除 |
外来日帰り、平均 10 分 |
外科的切除 |
広範囲・大型病変に適用 |
日帰り手術室を完備 |
治療後も再発のリスクがあるため、定期的な検診と適切な予防策が重要です。また、治療中は性的接触を避けることが推奨されます。
詳細は 当院の肛門診療の特長 でご確認ください。
尖圭コンジローマは再発リスクが高い疾患ですが、早期診断と適切なフォローでコントロール可能です。症状が気になる方はオンライン予約またはお電話でご相談ください。