

大腸肛門病学会認定施設
肛門ポリープ
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肛門ポリープ
肛門ポリープは、肛門内に形成される良性の腫瘍で、大小さまざまな形状があります。本ページでは、肛門ポリープの詳細な説明、原因、症状、治療方法、予防策について詳しく解説します。また、よくある質問にも回答し、患者様が安心して治療に臨めるようサポートいたします。
肛門ポリープは、肛門内の粘膜や組織から発生する良性の増殖物で、見た目は小さな隆起から大きな塊状まで様々です。多くの場合、無症状で偶然発見されることが多いですが、大きくなると出血や痛み、違和感を引き起こすことがあります。肛門ポリープは、ポリープの大きさや位置、数によって症状や治療方法が異なります。特に女性では妊娠や出産後にホルモンバランスの変化により発生しやすくなります。悪性化のリスクは低いものの、稀に悪性腫瘍に進展することもあるため、定期的な検診と適切な治療が重要です。
肛門ポリープの原因は明確ではありませんが、以下の要因が関与していると考えられています。
肛門ポリープは多くの場合無症状ですが、大きくなったり複数存在したりする場合には、以下のような症状が現れることがあります。
肛門ポリープの治療は、ポリープの大きさや数、症状の有無、悪性化のリスクに応じて選択されます。主な治療方法は以下の通りです。
大きなポリープや複数のポリープが存在する場合、内視鏡を使用してポリープを切除します。内視鏡的切除は、局所麻酔下で行われ、比較的短時間で終了します。切除後は組織を病理検査に送ることで、悪性化の有無を確認します。
内視鏡的切除が困難な場合や、悪性化のリスクが高いと判断された場合には、外科的手術が行われます。切除範囲が広い場合や再発が繰り返される場合に適応されます。術後は傷口のケアや適切なリハビリが必要です。
レーザーを用いてポリープを除去する方法です。出血が少なく、組織の損傷を最小限に抑えることができるため、美容的な観点からも選択されることがあります。
液体窒素を使用してポリープを凍結し、組織を破壊する方法です。痛みを伴うことがありますが、比較的短時間で効果が得られます。
小さなポリープや初期段階のポリープには、局所用の薬剤(例:サリチル酸配合クリーム)を使用することで、ポリープの縮小を図ることがあります。ただし、効果が限定的であるため、根本的な治療には外科的介入が必要となることが多いです。
肛門ポリープは、肛門内に形成される良性の腫瘍であり、多くの場合無症状で偶然発見されますが、大きくなると出血や痛み、違和感を引き起こすことがあります。原因としては、慢性的な炎症や遺伝的要因、ホルモンバランスの乱れなどが関与しています。治療法はポリープの大きさや数、症状の有無、悪性化のリスクに応じて選択され、内視鏡的切除や外科的手術、レーザー治療などが行われます。再発を防ぐためには、適切なスキンケアや生活習慣の改善、定期的な検診が重要です。症状が疑われる場合やポリープが発見された場合は、速やかに専門医に相談し、適切な診断と治療を受けることをお勧めします。肛門ポリープは適切に管理することで、悪性化のリスクを低減し、生活の質を維持することが可能です。